さて、ここまで障害者雇用率や受け入れ態勢の作り方についてみてきましたが、これらは調べてみると、重要であることが分かります。
でも、正直最も気になるのに、なかなか分からないのが、
「給与をどうやって決めるのか?」
だと思います。障害者の方を雇用する以上、給与は必ず必要になってきます。特に、今まで障害者の方を雇ったことのない場合、
「給与と言っても、そもそも目安が分からない…」
というお声をよく耳にします。そこで給与をどうやって設定すればよいのかを分かりやすくお伝えします!
結論から言ってしまうと、
決め方は「一般の社員の方とまったく同じ」です。
え?どういうこと?と思われたかもしれません。つまり、「できることを見て、その仕事に合った給与を設定する」ということです。
職の内容で給与を決定するやり方は、何ら一般社員の方と変わりませんよね。障害者だからといって、給与において特別扱いはしないということです。
さらに言えば、
一般社員の方と同水準の給与にするためにはどうやって仕事を作っていけるか?
という視点で考えることこそが大切なことです。
まとめると、
①環境整備で、障害者の方ができる仕事を見出す。
②その仕事の内容に見合った給与を、一般社員と同様のやり方で決定する。
ということになります。